『ポルカドットとは?』
『ほかの暗号資産と何が違うの?』
『将来性はたかいの?買うべきなの?』
このような悩みや疑問を持っていませんか。
仮想通貨を購入しようと思っても、通貨の種類が豊富すぎて なにが良いのかわかりませんよね。
そこで、この記事では「ポルカドット(DOT)」に焦点をしぼって詳しく解説していきます。
- ポルカドットの概要や他の通貨との違い
- 過去の価格推移や将来性について
- ポルカドットの買い方
この記事を読むことで「ポルカドットを購入するかどうかを決断できるようになる」ので、興味のある人はぜひ最後まで読み進めてみてください。
※仮想通貨は 2019年の法改正により、正式名称が「暗号資産」に改正されました。したがって、本記事でも「暗号資産」として表現していきます。
ポルカドット(DOT)とは?
ポルカドットとは 異なるブロックチェーン同士をつなげる役割 を持つ プラットフォーム です。また、このプラットフォームで利用できる暗号資産もポルカドット(DOT)と呼ばれています。
ビットコインやイーサリアム、さらにバイナンスチェーンなど ここ数年の間にざまざまな種類のブロックチェーンが登場しました。
しかし、これらのブロックチェーンは "つながる" ように設計されておらず、それぞれ独立したネットワークとして存在しています。
ポルカドットは、これらの独立したブロックチェーン同士をつなぐ役割を持っているのです。
ポルカドットの開発団体「Web3 Foundation」は、プラットフォームの仕組みを発展させて 将来的には Web3の普及を目指しています。
- \\ Web3について 合わせてチェック//
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Web3と ポルカドット
みなさんは この Web3 という言葉を耳にしたことはありますか。
まず 現在みなさんが利用している SNS などのサービスは Web2 という概念で作成されています。
(引用:【 Web3.0とは 】ブロックチェーンが普及した日常とWeb3.0の世界観 (kusacurrency.com))
Web2では 、Twitter や google などの有名企業がユーザから個人情報を集めたうえで、その情報を用いて ひとりひとりに最適なアプローチをしています。Line や Twitter などの SNS を利用する際には必ず個人情報を登録しますよね。
一方 、 Web3 には運営者が存在しません。そのため 仲介をはさむことなく個人間でのやり取りが可能となっています。
以下には Web2とWeb3の違いを 例を用いて表しています。
Web2(現在のWeb):オンラインでの売買サイトでアイテムを売買する際、サイトを運営する企業に氏名や住所などの個人情報を提供する必要がある。
Web3:オンラインでの売買を、企業などの管理者を仲介せず取引相手と直接取引するため、管理者に情報を提示する必要がない。
Web2の仕組みでは「個人情報を利用することで 便利なサービス を提供できる」といったメリットがある反面、アプリケーションの運営側が発端となる "内部不正" を防げない また 個人情報がどう使われているのかが分からないといった懸念点も挙げられています。
その一方で、Web3は アプリの管理者が存在しないため、運営側の不正やミスなどを気にすることなく サービスを利用できるようになっています。
ビットコインやイーサリアムといったブロックチェーンプラットフォームは、Web3 の概念でつくられています。
実際に、ビットコインは(銀行などの金融機関を通さずとも)相手にダイレクトで送金できますし、イーサリアム上で稼働するアプリケーションは(管理者が存在せずに)すべてが全自動で動作しています。
例)イーサリアム上に構築されている金融システムのイメージ図
このように、Web3 の仕組みは すでに確立しており、管理者を必要としないシステムやアプリケーションは多く存在しているのです。
しかし、これらのネットワークは それぞれに独立しているので、イーサリアム上の 資産を別のブロックチェーンのウォレットに送金するといったことができません。
そこで ポルカドットで異なるブロック同士を つなぎ合わせる ことで、利用ユーザの自由度を高めて Web3 をさらに普及させる狙いがあるのです。
ポルカドットと 他の暗号資産の違い
暗号資産 ポルカドット(DOT)は、ブロックチェーンの相互運用性プラットフォーム「ポルカドット(Polkadot)」の基軸通貨です。
基軸通貨とは、そのプラットフォーム内で 中心となる通貨の事であり、プラットフォームでの支配的な役割を持っています。
たとえば、プラットフォーム「ポルカドット」で "ブロックチェーンをまたいだ送金" など実施をする場合には 手数料を支払う必要があるのですが、この手数料は 暗号資産の「ポルカドット(DOT)」で支払わなけらばいけません。
このように 暗号資産のポルカドット(DOT)はプラットフォームが稼働するうえで 切っても切り離せないものになっています。
上記の理由から暗号資産「ポルカドット(DOT)」と プラットフォームの価値は比例して推移しています。
(プラットフォームの価値が高まると暗号資産 ポルカドット(DOT)の価値も高まり、プラットフォームの価値が下がると暗号資産 ポルカドット(DOT)の価値も下がる。)
このように、暗号資産には それぞれに何らかの役割があります。
- ビットコイン:世界初の暗号資産。決済や送金といった取引のみ可能であり、取引記録をブロックチェーン上に記録する。
- イーサリアム:アプリケーションの開発プラットフォーム「イーサリアム」の基軸通貨。プラットフォームを利用するための手数料は 暗号資産 「イーサリアム(ETH)」で支払う必要がある。
- バイナンスコイン:暗号資産取引所バイナンスが発行する暗号資産。バイナンスで バイナンスコインを利用すると多くのメリットがある。
- サンド:NFTゲーム「The Sandbox」の基軸通貨。ゲーム内でアイテムを売買する際に必要になる。
上記のとおり、ひと言で 暗号資産 と言っても各通貨が持つ役割はさまざまです。
もちろん暗号資産によって将来性や普及率なども大きく変わってくるため、興味がある・購入したい と思っている暗号資産の特徴はしっかりと把握しておく方が良いでしょう。
ポルカドット(DOT)の特徴
ここからはポルカドットの特徴について説明していきます。
以下はポルカドットの5つの特徴です。
- パラチェーンによるスケーラビリティ問題の解消
- オープンガバナンス体制
- ブロックチェーンの相互運用が可能
- 誰でもブロックチェーンを開発できる
- ブロックチェーンの相互運用が可能
暗号資産「ポルカドット(DOT)」と プラットフォームの価値は比例して推移しています。したがって、プラットフォームの特徴を理解することは、暗号資産の将来性を見極めるうえで重要なことと言えるでしょう。
では、ひとつずつ見ていきましょう。
パラチェーンによるスケーラビリティ問題の解消
ポルカドットは、イーサリアムで問題になっているスケーラビリティ問題を解消できます。
イーサリアムは 開発当初に「現在のような規模」で利用されることが想定されておらず、(予想をはるかにこえる利用ユーザの数から)キャパオーバーの状態となっているのが現状です。
したがって、トランザクション(取引)の処理に時間がかかるうえ その量も膨大であることから、取引の遅延であったり取引手数料の高騰などが問題視されていました。
その解決手段となるのがポルカドットのパラチェーンという仕組み。ポルカドットではリレーチェーンという基軸のチェーンに複数のパラチェーンがつながっています。
(引用:medium.com)
ポルカドットでは パラチェーンによって複数のトランザクションを並列に実行できるため、処理にかかる時間の短縮 や 手数料の低減を実現できます。
オープンガバナンス体制
ポルカドットは オープンガバナンス体制、つまり プラットフォームをみんなで管理していく "民主的な体制"をとっています。
これによって、プラットフォームの仕様変更や将来の方向性については 開発者だけではなく "ポルカドットを保有しているすべてのユーザ" の意見が反映される運用となっているのです。
ポルカドット保有者からしたら、自分の意見が反映されるためとてもおおきなメリットと言えるでしょう。
誰でもブロックチェーンを開発できる
ポルカドット上には「Substrate」と呼ばれる "ブロックチェーンを開発するためのツール" があります。
このツールを利用することで誰でも簡単にブロックチェーンを作れるので、この点は大きなメリットと言えるでしょう。
以下はポルカドット上で開発されたプロジェクトの一部です。
ブロックチェーンの相互運用が可能
ブロックチェーン技術を導入したプラットフォームには、ビットコインやイーサリアム、さらにバイナンスチェーンなど さまざまなものがあります。
しかし、これらのブロックチェーンは それぞれに "ひとつのネットワーク" として独立しており、つぎのような操作ができない状態となっていました。
イーサリアム上にあるウォレット(電子財布)から、べつのブロックチェーンプラットフォームであるバイナンスチェーン上のウォレットに資金を送金する。
ポルカドットは 上記のように独立したブロックチェーン同士をつなぐ役割を持っています。
したがって、ポルカドットを用いることで上記のような操作はもちろん、別のブロックチェーン上のDEXを利用すること や ブロックチェーンをまたいだ NFT の購入なども可能になるわけです。
ステーキングが可能
ポルカドットではステーキングが可能です。
ステーキングとはプラットフォームに資金をロックする(預ける)ことで 報酬を受け取れる仕組みをいいます。これを利用することで定期的な収入(インカムゲイン)の収入源を構築できます。
また、ステーキングには代行企業が存在します。たとえば 世界最大級の暗号資産取引所「バイナンス」のステーキング代行サービスを利用するとバイナンス上でお手軽にステーキングを実施できます。
以下はバイナンスでポルカドットをステーキングした場合の利率になります。
ロック期間 | 利率 |
30 日 | 12.18 % |
60 日 | 13.34 % |
90 日 | 17.29 % |
120 日 | 20.18 % |
※上記は 2022/04/26 のものです。利率は時間とともに変動するためご注意ください。
バイナンスでステーキングした際の利率は なんと 最大20% 以上 にもなります。銀行に預けているだけでは、利率は 高くても 0.01% 程度なので、比べ物にならないほど高額となっています。
ポルカドット(DOT)の注意点
ポルカドット(DOT)を含め、暗号資産を購入する際にはいくつかの注意点があります。
- 価格の上下が激しい
- 20万円以上の収益がある場合は確定申告が必要
この記事では、上記の2点について説明します。
いずれも知らないと損してしまうことがあるので、これらは絶対に抑えたうえでエイダコインを購入してください。
価格の上下が激しい
まず、暗号資産への投資は他の金融少雨品への投資に比べて価格の変動が激しいです。
そのため、強気相場では暗号資産の価格が急騰しやすい反面、弱気相場では急落する可能性も少なくありません。
暗号資産を購入する際は上記を理解したうえで自己責任で行いましょう。
利益がでた場合は確定申告や住民税申告が必要
暗号資産への投資で利益が出ている人は、確定申告・住民税申告が必要となる場合があります。具体的な内容については下記をご参照ください。
条件 | 申告義務 |
会社員など給与所得者が約20 円以上の利益を得た場合 | 確定申告が必要 |
会社員など給与所得者が1円以上~20 円未満の利益を得た場合 | 住民税の申告が必要 |
給与所得者以外、個人事業主が38万円 以上の利益を得た場合 | 確定申告が必要 |
給与所得者以外、個人事業主が1円以上~38万円未満の利益を得た場合 | 住民税の申告が必要 |
暗号資産で利益を得たのに「申告・納税を行う」義務を怠った場合には、ペナルティとして「加算税」が課されます。
悪意のある未申告や申告漏れはもちろん、ちょっとした計算ミスや勘違いに対しても「加算税」が課される恐れがあるので、申告や納税は正確に行いましょう。
ポルカドット(DOT)の価格推移
ポルカドットは2020年8月にローンチされた比較的あたらしい暗号資産ですが、暗号資産の総合ランキングでもトップ10入るなど人気の通貨となっています。
下の表は、2019年10月~2021年11月までの(半年ごと)のポルカドットの価格推移をまとめています。
日時 | 価格(円) |
2020年11月04日 | 1DOT = 428 円 |
2021年05月04日 | 1DOT = 3802 円 |
2021年11月04日 | 1DOT = 6146 円 |
2022年04月04日 | 1DOT = 2778 円 |
この表からわかるように、ポルカドットは2021年にはいって価格が高騰しました。
2020年11月 に 1DOT = 428 円 だった価格が、2021年11月 には 1DOT = 6146 円 に。たった1年で 14倍にまで値上がりしています。
この価格高騰は 暗号資産バブル の恩恵を受けたもので、市場全体が強気の相場であったことが要因として考えられています。
いまはバブルも終わり、すこし価値を下げていますが、暗号資産の普及や人気の高まりと共に今後も価値は上がることは十分に考えられます。
ポルカドット(DOT)の将来性
結論から言うと、ポルカドット(DOT)の価値は まだ安定しているとは言い難いです。しかし、暗号資産 や ブロックチェーン技術 の普及が進むにつれて長期的に価格が上昇していくことが予測されます。
とくに、ブロックチェーンを導入したネットワークが普及することで、(それらを繋げる役割を持つ) ポルカドットの必要性はいま以上に高まります。
暗号資産「ポルカドット(DOT)」と プラットフォームの価値はつねに比例して推移するため、プラットフォームの重要性とともに暗号資産の価格も上昇していくことでしょう。
また、ここ数年のうちに暗号資産市場は急速に発展しました。次の表は代表的な暗号資産の2年ごと価格推移です。
銘柄 | 2017年9月 | 2019年9月 | 2021年9月 |
ビットコイン(1BTC) | 480,000円 | 900,000円 | 5640,000円 |
イーサリアム(1ETH) | 20,000円 | 20,000円 | 430,000円 |
バイナンスコイン(1BNB) | 100円 | 3,000円 | 50,000円 |
ケーキ(1CAKE) | - | 100円 | 2,000円 |
この表が示す通り、多くの銘柄が過去の価値の何倍にも成長していることから、この市場の成長がいかにすごいかが分かりますよね。
今後もポルカドット(DOT)価格の上昇が予測される現状をふまえて、ポルカドットを購入する時期は速い方が良いかもしれません。
もっと安いうちに買っておけばよかった…とならないためにも、いまのうちからこの波に乗ってみるのもひとつの選択肢ではないでしょうか。
※本記事は参考程度として投資は自己責任で行ってください。損害が発生しても当サイトは一切の責任も負いかねます。
ポルカドット(DOT)が買える取引所
国内では以下の取引所でエイダコインを購入できます。
ポルカドット(DOT)の買い方
ここからはポルカドット(DOT)を購入する例として「BITPOINTでのポルカドットの購入手順」を画像を用いて紹介していきます。
<例:BITPOINTを利用したポルカドットの購入手順>
- STEP.01
- 無料の口座開設
- まずは、BITPOINTの公式サイトにアクセスして「口座開設」を選択します。
- 次の画面が表示されるので、「メールアドレス>内容確認>メールアドレス登録完了」の順に内容を入力してください。
- ここまで完了すると登録したメールアドレス宛に通知が来るので、メールから口座開設ページを開き認証を行ってください。
- 最後に本人確認を行う必要があります。
「運転免許またはマイナンバーカードのどちらか1点」の提出をもって口座開設が完了となります。
- STEP.02
- BITPOINTの口座に日本円を入金する
- 口座開設が完了したら、暗号資産を購入するための資金を振り込みます。
- 入金方法についてはBITPOINT公式サイトマニュアルの「➁口座に入金する」をご参照ください。
- STEP.03
- 暗号資産「ポルカドット」を購入する
- 最後にポルカドット(DOT)を購入していきましょう。
- 購入方法についてはBITPOINT公式サイトマニュアルの「➂暗号資産を買う」をご参照ください。
以上で完了です。