『最近流行ってる NFT ってなに?』
『始めてみたいけどむずかしそう?』
『NFTって儲かるの?』
このような悩みや疑問を持っていませんか。
NFT という言葉はよく耳にしますが、それがどんなものか というところまでは触れられませんよね。
そこで、あなたの「NFTに対する疑問 や 悩み」を解消するために、必要な情報をすべて記しました。
- そもそもNFTとは
- NFTは儲かるのか、注意点はあるのか
- NFTの始め方
この記事を読むことで、NFTがどのようなものなのかを、他の人に説明できるくらいの知識を得られます。
興味のある人はぜひ最後まで読み進めてみてください。
NFT とは?
NFT(Non Fungible Token)とは偽造や複製ができない唯一無二のデジタルデータのことを指します。
分かりやすく言うと、そのデジタルデータの 所有者 や、これまでの 流通経路 などの情報を(世界中のだれもが)見れるようにして、デジタルデータひとつひとつを識別・特定できるようにしたものです。
ここまで読んで「デジタルデータの情報はどこに記録しているの?」「どんな仕組みなの?」と、疑問を持った人もいるのではないでしょうか。
つぎの章では、この部分の「仕組み」について解説していきます。
NFT の仕組み
NFTの根本には、新技術であるブロックチェーンの存在があります。
具体的に、ブロックチェーンにデジタルデータをアップロードすることで、下記のような情報がブロックチェーン上に記録されます。
- データのアップロード元アドレス(組織・個人)
- データがアップロードされた日時
一度 ブロックチェーンにアップロードされたデジタルデータは NFTになり、以降の取引履歴(流通経路)がすべてブロックチェーンに記録されます。
これによって、そのデータがアップロードした時点 ~ 現在までの流通経路 がすべてわかるようになるのです。
【ブロックチェーンの仕組み】
ブロックチェーンでは、処理が実行されると、その記録(ブロック)が連鎖させるようにして、ほかのコンピュータに渡されます。
結果的には、同じデータをいくつものコンピュータで共有する状態となり、互いに記録が正しいことを確認している状態になります。
(例)NFT化されたデジタルアートの記録
- クリエイターが、デジタルアートを作って NFT化する(2021年1月)(ブロックNo.11111)
- NFT化したデジタルアートを 投資家A に売却(2021年3月)(ブロックNo.13111)
- 投資家A が、デジタルアートを投資家B に売却(2021年6月)(ブロックNo.16611)
- 投資家B が、デジタルアートを投資家C に売却(2021年12月)(ブロックNo.21111)
以上のとおり、デジタルデータ を NFT化することで、対象データの「流通経路」や「今はだれが持っているのか」がまるわかりの状態になります。
NFT では、このような仕組みを利用して、デジタルデータの識別を可能としているのです。
NFT の誕生で可能になったこと
NFT が登場したことで、今までで不可能だったさまざまなことが、できるようになりました。
以下はその一例です。
- デジタルデータの所有者を識別できる
- デジタルアートや、ゲーム内のアイテムに実質的な価値をつけられる
- データの不正や改ざんを防止できる
NFTは(過去の情報が、すべてブロックチェーン上に記録されているため)コピーや改ざんなどの不正が困難です。
また、流通経路を参照することで、(持ち主が)デジタルデータの所有権を示すことも簡単にできるようになりました。
この技術が誕生したことで、今まで価値のつけようがなかったデジタルデータに実質的な価値を付与できるようになったのです。
以上の背景から、(限定品や著名人のコンテンツなど)希少性の高い NFT は、コレクターの間で高額で取引されています。
NFT コンテンツの種類
NFT コンテンツは、 大きく2つの種類に分けられます。
- アート(絵画・音楽・カード 等)
- ゲーム
では、これらについて、ひとつずつ見ていきましょう。
NFTアート
NFT アートは、デジタルアートをNFT化したものです。
絵画や音楽 、トレーディングカード などがこれに該当します。
これらのコンテンツは、インターネット上のマーケットで購入できるうえ、パソコン(またはスマホ)さえあれば だれでも簡単に作成できます。
NFTコンテンツは(全体的に)値段が高騰化しやすいため、投資対象として購入されるケースも多いです。
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NFTゲーム
NFTゲームと「いままでのゲーム」の大きな違いは、ゲーム内で実際にお金を稼げる点です。
NFTゲームでは、NFT化されたキャラクターやアイテムを作成でき、できあがったものはマーケットプレイスで取引(販売)できます。
つまり、ゲーム内で得た利益が "実際の収益" となるわけです。革命的ではありませんか。
以下には、人気のNFTゲームに関する記事を、2つほどあげています。興味のある人はぜひご覧ください。
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NFT ビジネスは儲かるのか
最近では、NFT で ひと儲けしようとする人が増えていますが、この分野で利益をあげることはできるのでしょうか。
結論から言うと、NFT ビジネスで儲けることは十分に可能です。
稼ぎ方としては、つぎの2つがあります。
- 自作のNFT を販売する
- 注目度のたかい NFT を安い時期に購入して、価値が上がったら売却する
では、実際に高額になった NFT 作品や、実績をあげた人々を見てみましょう。
CryptoPunks(クリプトパンク) の NFTアートシリーズ
(参考:CryptoPunks)
クリプトバンクは、ユニークなキャラクターをモチーフにした NFTアートシリーズです。
このプロジェクトは 2017年に始動。はじめに実験として10000個のアート作品を売り出しました。
これらのアート作品は、2017年の配布以降、数十万円ほどの価格で取り引きされていましたが、2021年の NFTバブルで高騰。
いまでは10億円以上の価値をもつ作品も存在します。はやいうちに買ったひとは、今ごろ億万長者となっていることでしょう。
約2270万円で取り引きされたトレーディングカードのNFT
(参考:NBA Top Shot)
高額で取引されることが多い NFT 。これはトレーディングカードにおいても例外ではありません。
その中でも、とくに高額となったのが(アメリカのプロバスケットリーグのカードシリーズ)NBA Top Shot です。
NBA Top Shot のトレカは、単なるイラストや写真のカードではなく、10秒~20秒のプレイシーンを見ることができます。
プレイヤーやプレイシーンの知名度・注目度がたかいカードほど、その価値も高まります。
NBAでレジェンド級の扱いをうけるレブロンジェームス選手のカードは、なんと約2270万円で取引されました。
9歳の子どもが自由研究で生み出したアートシリーズ Zombie Zoo(ゾンビ・ズー)
(参考:Learn | Zombie Zoo : NFT (zombiezookeeper.com))
ゾンビ・ズーは、9歳の日本人によって生み出されたアートシリーズです。
始まりは2021年。夏休みの自由研究でつくった NFT アート作品集が、1.2ETH(52万円相当)で完売しました。
当初は、1作品が2,000円ほどの値段で取引されていたようですが、2021年9月に(音楽プロデューサーの)スティーブ・アオキ氏が2ETH(およそ80万円)で購入。
さらに、アオキ氏のツイッターアイコンとしたことで、海外のコレクターのあいだで人気が高まりました。
その後も注目は高まりつづけ、ついには アニメ化も決定と…まさに NFTドリームと言える物語ですね。
上記は成功例のうちの 一部にすぎません。
また、近年で NFT 市場は急速に拡大しています。
下記は 2018年~2020年 までの、NFT市場規模の推移を表したものです。
上のグラフのとおり、2019年に4,000万ドルほどだった市場規模は、2021年には 約3億3,800万ドルを突破しています。
たったの 2年で8.45倍も成長していることから、いま最もホットな市場のひとつであることは明確です。
このように、市場自体に伸びしろがあり、初心者の成功体験も多いことから、NFT ビジネスで利益を得られる可能性は高いと言えるでしょう。
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NFT の注意点
世界各国で人気が高まっている NFT にも、いくつか注意すべき点があります。
- 将来もNFT の価値が上がり続ける保証はない
- 法の整備が追いついてない
NFT を購入・所持するうえでは、上記の2点は必須の知識になります。
これらの知識がないまま NFT を購入してしまうと、あとになって後悔する結果になってしまうので、いまの段階で頭に入れておきましょう。
将来もNFT の価値が上がり続ける保証はない
いま現在で NFT の人気は高まっていますが、一時的なブームで終わる可能性もあります。
高額で買った NFT が、将来的に無価値になることもあり得るわけです。
とはいえ、NFT 新鮮な技術のため、新しい活用法なども出てくるかもしれません。
そうなるとNFTの人気や価値がさらに高まること間違いありません。
販売元が著作権を侵害している可能性がある
ブロックチェーン上の記録を見せることで、販売元がどこなのかを証明することはできるようになりました。
しかし、「販売元 = 著作権を持っている」わけではない ということは理解しておく必要があります。
たとえば販売元が、すでに存在するキャラクターのイラストをNFT化して、販売していたとしましょう。これは(明らかに)著作権を侵害していることになりますよね。
上記のようなコンテンツは法律上の問題があるため、たとえ人気があったとしても将来的に価値がなくなるのは明らかです。
NFT は「販売元のコンテンツがオリジナルである」ことの確信を持った状態で購入することをおすすめします。
NFT と仮想通貨の関係性
NFTアートの取引では、決済手段として暗号資産(仮想通貨)が用いられます。
さらに NFTゲームに関しては、ゲーム内で利用できる暗号資産が(あらかじめ)発行されているので、アイテムを購入するためには、そのゲームが発行している暗号資産を持っている必要があります。
でも、なぜNFTの決済に(日本円のような)法定通貨ではなく、暗号資産が利用されるのでしょうか。
その理由は「暗号資産が次の特徴をもっているから」だと考えられます。
- 全世界で共通の通貨である
- 国をまたいだ取引(決済)をスピーディ―に行える
- セキュリティが高い
他国のユーザと取引する際、暗号資産はとても有能な決済手段となります。
世界各国のユーザが同一のフィールドに集う NFT ゲームにとっては最適な通貨といえるでしょう。
このとおり、NFTと暗号資産は共存の関係にあり、今後も一緒に発展していくことが期待されています。
NFT 関連の仮想通貨を3つ紹介
ここからは、NFT に関連する仮想通貨(暗号資産)を3つ紹介します。
SAND(サンド)
関連記事:【仮想通貨】SANDとは? 将来性や買い方を徹底解説
SAND(サンド)は、いま最も人気な NFTゲーム「The Sandbox」で利用できる 暗号資産(仮想通貨)です。
The Sandboxは マインクラフト のようなゲームで、ゲーム内のアイテムはすべて がNFT。
スクエア・エニックスや Meta社(旧 Facebook)といった有名企業から出資をうけていることもあり、多くの投資家が、その将来性を期待しています。
このような背景から、SAND(サンド)は、2021年の年末に高騰。たった1ヵ月で、価値が10倍になりました。
いまは、値段が下がっていますが、波に乗っている市場なので、今後も価値は高まり続けることが予測されています。
ENJ(エンジンコイン)
Enjin Coin(エンジンコイン)は、オンラインゲームのブロックチェックプラットフォーム「Enjin(エンジン)」で利用できる暗号資産(仮想通貨)です。
Enjin (エンジン)上には、すでにいくつものオンラインゲームが存在し、2000万人以上のプレイヤーが利用しています。
さらに、これらのゲーム内のアイテムは、すべてNFT化されているので、マーケットプレイスで売買することも可能です。
注目のオンラインゲームは「マインクラフト」。このゲームはマイクロソフトとも提携しているため、今後の成長が期待されています。
そんな Enjin (エンジン)ですが、このプラットフォームで利用できるEnjin Coin(エンジンコイン)は、いま注目されているか通貨のひとつとなってます。
MANA(マナ)
関連記事:【仮想通貨】MANAとは? 将来性や買い方を徹底解説
MANA(マナ)は、NFTゲーム「Decentraland」内で使用できる 暗号資産(仮想通貨)です。
Decentraland では、NFT アイテムの作成や販売に加えて、仮想の土地「LAND」所有することができます。
LAND のうえには独自のアイテムやコンテンツを生成することができるので、ゲーム内にお店をつくって独自の商品を販売することなどもできるようになっています。
2021年は、NFTゲーム「Decentraland」の人気が高まったことで、暗号資産 MANA の価格も約70倍にまで値上がりしました。
NFT 関連銘柄の中でも、とくに注目される通貨です。
\\NFT 関連の暗号資産(仮想通貨)について、もっと詳しく知りたい人はこちら//
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NFT の今後
結論から言うと、NFT 分野の将来性は高いと言えます。
とくに ゲーム分野 には、多くの有名企業が出資していることもあり、そのうちどこかが実績を上げることでしょう。
すると、(それに追従するように)より多くのゲームコンテンツで、NFT 技術が導入されていき、
また、NFTアート(絵画 や 音楽)に関しても、
まず、ここ数年のNFT 市場はものすごい勢いで成長を続けています。
いまのうちから限定品などを入手しておくことで、将来たかい値で売れる可能性も。
NFT の始め方
いまから NFTを始める人は、次のうちのどちらかで NFT取引をはじめようと考えているのではないでしょうか。
- すでに存在している NFT を買いたい
- 自分で NFTを作って販売したい
ここからは、上記の2パターンのそれぞれでNFTの始め方について解説していきます。
NFT の買い方
NFT を購入・売却するためにはマーケットプレイスを利用する必要があります。
マーケットプレイスは国内外にいくつかあるのですが、この記事では国内取引所として人気のコインチェックをおすすめします。
NFTアイテムの種類が世界最大規模、海外マーケットの「OpenSea」の始め方はこちら
ここからは、コインチェックでの NFT の買い方を画像付きで解説していきます。
初心者の人でも簡単に始められる内容となっているので、この機会に初めてみてはいかがでしょうか。
購入手順をステップに分けると次のようになります。
簡単な流れ
- ステップ1:【無料】Coincheckでイーサリアムを購入
- ステップ2:Coincheck NFT(β版)サービスで NFT を購入
では、さっそく NFT の買い方について見ていきましょう。
最初に国内取引所のコインチェックでイーサリアムを購入します。
まだコインチェックのアカウントを持っていないという人は、コインチェックの口座を開設しましょう。なお、口座の開設は無料で行なえます。
- \\口座開設はCoincheckの公式サイトから//
(引用:コインチェック公式サイト)
コインチェックでイーサリアムを手に入れたら、いよいよ NFTを購入していきましょう。
コインチェックにログインして、左画面に表示されてるメニューから「Coincheck NFT(β版)」を選択します。
「Coincheck NFT(β版)」の画面が表示されます。欲しい NFT を選択しましょう。
※ 左上の状態が「SOLD」となっているものは売り切れのため「出品中」の商品のみが購入できます。
購入画面が表示されるので「購入確認」ボタンを押します。
確認画面が表示されます。「購入」ボタンを押して NFT を購入しましょう。
以上の手順で NFT が購入できましたね。お疲れ様でした。
では、つぎに「NFTを自分で作成して、売りに出す」やり方を解説していきます。
自作の NFT を販売する方法
コインチェックのマーケットプレイスでは、自分で作成した NFTを販売することはできません。
自作の商品を販売する場合には、海外のマーケットプレイス「OpenSea」を利用する必要があります。
OpenSea の始め方や商品の売り方については、次の記事をご参照ください。